正月休みはエンディングノートを書こう!

エンディングノートは書いていますか?

私が毎月主催している相続勉強会で、エンディングノートを書かれているかどうかお聞きすることが有るのですが、まだまだ書かれている方は少ないです。

テレビや新聞、週刊誌など、いろいろなメディアで相続や終活の話題が取り上げられており、その中でエンディングノートの効用も語られています。

エンディングノート自体も今は多種多様な種類が有り、書店でも売られていますね。

私自身はエンディングノートを既に書いていますが、この正月休みに再度書こうと思っています。

エンディングノートの効用については色々語られていますが、一番目としては、やはり自分が病気や介護状態になったり死亡した時に、家族が困らないように、自分がどうしてもらいたいのかの考えや、財産状況や葬儀・お墓の希望などを伝えておくことでしょう。

二番目としては、自分の今までの人生を振り返り、家族や大切な人に想いを伝えることでしょう。
相続というと財産の継承の面ばかり焦点が当てられますが、自分の家族への想いや自分の人生を振り返って子供達に伝えておきたいこと、自分が人生で大切にしてきた事などを書いておくことも、相続なのだと思います。

三番目としては、今までの自分の人生を振り返り総括することによって、人生が整理され、こらからの人生で本当にやりたいことや大事な事が見えてくる面があると思います。
そういう意味では、「エンディングノート」というより「これからノート」と言えるかも知れません。

正月休みにエンディングノートを!

私が正月休みに再度書こうと思うのは、想いや財産状況は時間の経過と共に変るからです。

遺言書を毎年書くのは大変かも知れませんが、エンディングノートなら毎年正月に書くことができます。

エンディングノートは遺言のように法的な効力は有りませんが、家族に想いを伝える大切な手段です。

エンディングノートは、自分が介護状態になったり亡くなった後に家族が見るというイメージが有りますが、本当は自分の生前に家族に見せて、自分の想いや感謝の気持ちを家族に伝えられたら、家族の関係がより良くなってくると思います。
私はこの正月休みに書いたら、そうしようと思っています。

皆さんも普段は忙しくて、なかなかエンディングノートを書く時間が無いかと思いますが、是非お正月休みを利用して、エンディングノートを書いてみてはいかがでしょうか。

一度に全部書こうとすると大変なので、書けるところから少しずつ書いていけば書くハードルも下がりますね。

この記事を書いた専門家について

吉野 喜博
吉野 喜博相続アドバイザー・不動産コンサルタント
広島県広島市生まれ。
建築の計画・設計・監理、不動産の企画・開発・販売、土地の仕入れ等の業務を経験の後、相続の道へ。
所沢市にて相続勉強会&相談会を毎月開催中。各所で相続セミナーの講師、及び相続相談会の相談員を担当。

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