不動産相続と節税
不動産は金額が大きい分、大きな節税ができます。非常に有効で積極的に使うべきとおもいます。でも不動産は「分けにくい」「価格がわかりにくい」という特徴がある資産だという性質をしっかり理解し将来(相続)まで見据えてしっかり考えて建てるべきだと思います。
不動産は個別性が高いため、専門家グループへの相談をお勧めします。
相続税だけが安くなればいいのではなく、納税・相続後も家族兄弟がもめることのないようにしっかり考えなければならなと思います。
相続には 節税・納税・分割 という3つを考えながら行わなければならないのですが、全てを解決することができないことがあります。優先順位をしっかり考えなければならないのです。
最も優先すべきは納税と分割なのです。納税と分割をしっかり確保したうえでできるだけ節税をするという考え方が大切です。
例えば、全財産現金1億円で子供が2人いるかたが、1億円の自宅を買ったとします。
自宅を買っていますので、小規模宅地も使えますので、かなりの節税になります。
では、残りの人生の生活費はどうするのでしょうか?相続税がもしかかるとすると相続税が払えないのでせっかく買った自宅を売らなければならないとすると最悪ですね
兄弟が2人いるので、その1億円の自宅を真ん中で2つに割ることはできませんので、どうする?という話になって、
前回のブログのように
https://sozokusupport.com/4874/
節税だけうまくいっても分割でもめてしまっては相続では失敗です。
もし1億円の試算があって奥様がいらっしゃって子供が2人いるときは、1000万円の現金を納税と生活費に残して、なるべく同じ価値の3000万円のアパートを3つ買う事を提案します。
遺言書にて、現金とアパート一つは奥様へ、子供一人にアパート一つずつ。
奥様はその現金とアパートで生活し、最後面倒を見てくれた子供にアパートを上げることにすると家族は幸せに相続ができそうな気がします。
不動産は、金額が大きい分節税がしやすいですが、分割しずらい評価が難しいという特徴をしっかり理解したうえで、専門家に相談しながら進めることをお勧めします。
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