上場株式を贈与するとき

こんにちは。ファイナンシャル・プランナー(FP)の伊達です。
今回もFPとして受けた相談事例をもとに紹介したいと思います。

上場株式の贈与

アベノミクスの影響なのか近年株価が上昇し、その後上下はありますが株価は堅調に推移しています。そのような投資環境を考えてか上場株式を贈与する事例が出てきているようです。生前贈与としては、自社株や不動産を贈与することもありますが、現金を贈与するケースが多いのではないでしょうか。
上場株式の贈与では、株価が将来も上昇するのであれば将来的にその価値が増えますが、一方で株価が下落すればその価値は減少します。しかしながら、近年の株式市場の堅調さから将来の株価上昇を夢見て、上場株式を贈与の対象としているのかもしれません。

株式の銘柄選択

上場株式の場合は銘柄を選ぶ必要があります。贈与する側がこれはと思う銘柄を選んで贈与する場合、あるいは既に持っている銘柄を贈与する場合が多いと思いますが、贈与を受ける側はどう思うでしょうか?
例えば、親が株主優待で特典がもらえるからと居酒屋を経営している会社の株式を贈与したとします。しかし、子は居酒屋は行かないので、家族で遊べる遊園地などの特典がある方がよかったと思うかもしれません。せっかく贈与をしたのに満足どころか不満を与えてしまうこともありうるのです。

贈与を受ける側はどうか?

贈与を受ける側が資産運用に興味があるかどうかも重要なポイントです。上場株式は現金化が比較的容易です。株式には興味がないからという理由で、贈与された株式をさっさと現金化したというケースもあります。
贈与が無駄にならないように、贈与する側の気持ちを一緒に伝えることも大切ではないでしょうか。

ファイナンシャル・プランナー 伊達寿和

この記事を書いた専門家について

伊達寿和
伊達寿和FP・相続アドバイザー
兵庫県西宮市出身。2017年に事務所を開業し、お客様の家計の安心と充実した暮らしをサポートすべく活躍中。相続に限らず、マネープラン、住宅ローンなどお金に関するさまざまな相談に対応している。
CFP(日本FP協会認定)、2017年日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員。

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