相続に備えて、はじめに準備したい3つのポイント

円満相続のイメージ

自分が亡くなった後に、相続の手続きで家族に苦労をさせたくないものです。

さらには、遺産をめぐって親族で争いになることも避けたいものです。自分が生きているあいだに相続への備えをしましょう。はじめに取り組みたい3つのポイントを紹介します。

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相続に備えて、誰が相続するかを確認する

相続に備えるために最初にすることは、自分が亡くなったときに誰が相続人になるかを確認することです。

その時点の家族の構成によって、自分が亡くなったときに誰が相続人になるかは変わってきます。しかし、相続への備えを考えている時点ではどうなるかを考えましょう。

例として、Aさん(本人)、Bさん(Aさんの妻)、Cさん(Aさんの子)、Dさん(Aさんの子)、Eさん(Aさんの母)の5人がいるとします。今、Aさんが亡くなると、Aさんの相続人は配偶者のBさん、第一順位である子のCさん、Dさんとなります。もし、先に妻のBさんが亡くなると、その時点でAさんの相続人となりうるは、子のCさん、Dさんに変わります。

相続の第一順位である子がいないケースでは、第二順位の直系尊属(父母など)や第三順位の兄弟姉妹が相続する可能性が出てきます。自分の場合はどうなるかについて確認しましょう。

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さらに、相続人になる人の健康状態なども確認しておきましょう。すでに高齢で認知症になっているケースや、障がい者のケースもあります。相続を考える上で考慮しなければならないケースもあるので注意が必要です。

相続に備えて、財産の棚卸しをする

相続に備えるために次にすることは、財産の棚卸しです。

財産としては資産だけでなく負債もあります。遺された家族が財産の把握をするのは大変な作業です。できれば自分が元気なうちに財産の棚卸しをして、必要であれば相続に向けて整理をすることも必要です。

資産の例としては次のものがあります。

  • 現金、預貯金
  • 土地、家屋、借地権などの不動産に関するもの
  • 株式、債券、投資信託などの有価証券
  • 生命保険
  • 美術品、骨董品などの動産
  • ゴルフ会員権、著作権などの権利に関するもの

負債としては、借金、住宅ローン、未払金(クレジットカード残高など)があります。また、保証人契約なども確認しておきましょう。

財産として何を持っているかを一覧にしましょう。財産価値によっては、相続税のことを考える必要があるかもしれません。また、すでに使い道のない財産については早めの処分を検討したほうがよいかもしれません。今後の自分の生き方を考える上でも、財産の棚卸しをしましょう。

相続に備えて、誰に何を遺すのか考える

相続に備えるために相続人と自分の財産について現状の確認をしたら、次は誰に何を遺すのかを考えましょう。

誰に何を遺すのかを考えるのは簡単なことではありません。戦前の家督制度とは考え方が変わっていますので、それぞれの相続人になる人ことを考える必要があります。何も考えないまま亡くなったときには、遺された家族で話し合いをする必要が出てきます。自分が遺す財産ですから、その分け方についても方針を決めておくのが親切ではないでしょうか。

現金や預貯金だけであれば、分けやすいのでそれほど難しくありません。しかし、土地や家のように簡単には分割できないものが含まれていると、思うように簡単には分けることができません。

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特に、自宅の不動産と現預金が少々という財産構成のケースはなおさらです。財産の多寡にかかわらず争いになるケースがあります。遺産をめぐって親族が争うことを避けるには、自分が生きているあいだに考えを決め、その考えを遺言書という形にしましょう。

今回、相続に備えるためにはじめに準備する3つのことを紹介しました。財産の棚卸しや分け方についての具体的な部分は独力では難しい部分も多くあります。相続の相談会を利用する、それぞれの業務を依頼するなど、専門家を活用することも手段の一つです。

この記事を書いた専門家について

伊達寿和
伊達寿和FP・相続アドバイザー
兵庫県西宮市出身。2017年に事務所を開業し、お客様の家計の安心と充実した暮らしをサポートすべく活躍中。相続に限らず、マネープラン、住宅ローンなどお金に関するさまざまな相談に対応している。
CFP(日本FP協会認定)、2017年日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員。

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